湯もみ型付けとは

湯もみ型付けとはグラブを選手とともに戦闘態勢に仕上げること

本来店頭に並んでいる製品のグラブ達は、硬くて捕りにくそうなものが殆どです。

当店も例外ではなく、お店に並んでいるグラブはまだ使うには硬くて、

その体制になっていません。

店長自ら本物として選んだグラブ達ですから、間違いのない製品ではありますが、

そのままでは販売いたしません。

そのグラブに命を吹き込むべき「湯もみ型付け」という技法を駆使して、

選手と共に戦うことが出来るグラブに仕上げてお渡ししております。

湯もみ型付けは、グラブ型作りの名人久保田スラッガーの江頭氏によって

生み出された技法であり、ご存じでない方はそのグラブの型を見た際は驚かされると思います。

今までの自分の観念を根こそぎ覆すことも考えられます。

しかし、それが使っていくと本物のグラブの姿であり、

共に戦って行く相棒の型であることに気付くことでしょう。

湯もみ型付けとは、グラブを選手と共に戦う戦闘体制に仕上げる為にあるのです。

グラブ型付け名人 江頭重利とは… 

プロ・アマ問わずスラッガーの商品サポートを行い、現在のグラブの基礎を作ったと言っても過言ではないほどのグラブ作りの名人であり、また、グラブ以外にも現在では普通に使われている数々の野球製品開発に携わった人物です。

グラブ型付け名人 江頭重利

グラブの中心で補給することを考えた 湯もみ型付け

湯もみ型付け

右のグラブを見てください。

2つの輪があります。

今まで赤い輪の部分で捕球すると教えられた方が多いのではないのでしょうか?

赤い部分はグラブでは捕球しているかもしれませんが、手では捕球していないというに注目してください。

グラブがない状態でその赤い部分でボール持ってみてください。

それは不安定でボールを掴むというより挟むという感覚になっているのではないでしょうか?

白い部分はしっかりとボールを掴んだ感じになるのではないでしょうか?このボールを捕球する感覚が安定した次の動作(掴む、そしてスローイングなど)、すべての動作に通じてくるのです。

あくまでもグラブは手の一部であること

◆ あくまでもグラブは手の一部であること

湯もみ型付けしたグラブは、手の一部へと生まれ変わります。

スラッガー以外のメーカーでも、もちろん湯もみ型付けは可能です。

湯もみ型付けの生みの親の江頭氏の愛弟子、堀内氏に何度も見てもらい、最終的に合格のラインをいただきました。

その証に当店で型付けした、グラブには堀内氏とおなじ星マークが型押しされているのです。実際湯もみ型付けは数多くのお店がの方がやっておられます。

しかし、認められた湯もみ型付け職人は本当に日本に数人しかいないのです。