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ナインの考える野球論

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ナインの考える野球論

「近代野球」という言葉があるように数年前と野球の考えは
大きく変わってきております。それは野球が世界中で
愛されるスポーツとなり、日本の野球技術が向上し、
常に新しい技術や考え方が貪欲に取り入れられ、
そしてその成果が結果を残し始めているからです。
ですから、野球経験のお父さんや少年野球のコーチでなど、
今も時代錯誤な野球を教えておられる方も少なくありません。
それでもいいと思いますが、より高いレベルの野球をするであれば、
一度読んでみてください。何かのヒントになるかもしれません。

30年前の野球との違い

現在は私が高校生だった頃の30年も昔の高校野球とは違い打者の著しい成長が見られます。 これは人間だけの問題ではなく使用するバットの進化も加味しなくてはいけません。 勿論その体格も私たちの高校時代とは比べものになりません。食生活も違いますが何よりトレーニングと栄養学の発展・進化・発見などで見違えるほどの体つきです。
その選手達が放つ打球を処理する為には、私たちが現役の頃よりも守備位置が随分と後ろで、2m~3m近く深くないと対応できません。 
この打球を処理する為の守備位置がもし30年前の守備位置だとすると・・・・

内野手の足元の打球でさえ外野に抜けていくかもしれません。 したがってその頃より現在の打球を処理する為には守備位置を深くとるしかないのです。
そこで問題は当たり損ないの緩い打球や今までだったら何の変哲もない正面の打球です。この打球でさえアウトにしなくてはならないのですから当然送球の為にステップなどしている暇はないのです。そこで必要なのは、手の平捕球型のグラブであるし「当て捕り」なる捕球技術だと思うのです。
 当然シングルキャッチや逆シングルをしなければならない時もあります。このときは非常事態と考えます。この場合はグラブのどこの部分を使ってもいいからアウトをとりにいかなくてはなりません。挟む・掴む・入れる・引っ掛ける事も必要です。 非常事態なのですから・・・・・
 しかしシングルキャッチも逆シングルも正面の緩い打球も今となっては非常事態なのです。ウエブ下にいつもすっぽり入ってしまうグラブや挟んでなかなかボールがグラブの中から出てこないグラブでこの非常事態を乗り切れるとは到底思われないのですが・・・・・・・・・